Monteverdiを歌う
- mikieoshima
- 7月22日
- 読了時間: 2分
イタリアの作曲家、モンテヴェルディは、ルネッサンスからバロックにかけて多くの作品を残し、"オペラ"を確立させた人、として有名ですが、私があまり興味がなくちゃんと勉強したことがなかったのですが(モンテヴェルディさん、すみません)、今回機会を頂いて初めてオペラ「ポッペアの戴冠」を歌います。オペラスコア譜を見ると、ハテナ??なんじゃこの楽譜?普通に読めないーー(汗)(涙)。そして色々なことを学びました。
モンテヴェルディの時代の楽譜は、定量記譜法で表され、ポッペアもそれを用いられていること。完全な楽譜は残っていなく、歌と低音部のみ書かれた記譜法の楽譜で、現在は演奏される楽器も様々だそうです。今回は有り難くBarenreiter版のピアノボーカルスコアを使って、普通に五線紙で譜読みをしました。ヨカッタ~。
「ポッペアの戴冠」は皇帝ネローネと将軍の妻ポッペアのドロドロのストーリーですが、
こんな時代からこういうドロドロを舞台にしたんだなぁと、、さすがイタリア。
イタリア語はとてもシンプルで、とても聞きやすく、音楽も今聴いてもなかなかオシャレ、色っぽいし、装飾もたっぷりです(時代ですね)。
ただ、調性感があれ?と思う箇所が多々あり、これは暗譜するときに結構厄介で、転調しそうでしない、和声的にはここ#がほしい、というとこに付かない等々。まだ調性の確率がされていない時代なのよ〜とお教えいただき、納得いたしました。
モーツァルトともヘンデルとも違う、独特な世界観を持つモンテヴェルディのオペラを、
日本に戻ってきてから勉強するなんて遅いよな・・と思いつつ、とにかく来週に向けて、
音楽と演技の両面からモンテヴェルディに近づけようにがんばろう、と思います。
やっぱり楽しいんだな、これが。
